地球がクライアント

こんにちは、みことです。

ホメオパシー学校の進級試験が終わりました。元々ズボラな性格なのにノートをまとめなおしたりして、『なんか、めちゃ勉強した!』ことに感動したり、〇〇について全然分かってないことに気づいたり、諸々ためになりました~(^^♪

さて、ここから私の好きなプロセスワークの話をしたいと思います。

アーニーのこと

 

プロセスワークはユング派の心理学で、元々プロセス指向心理学と呼ばれていました。創始者はアーノルド・ミンデルという可愛らしいおじいちゃん♡通称アーニーです。数年に一度の割合で、来日してワールドワーク(プロセスワーク流のグループワーク)のセミナーを開催してくれています。彼はパートナーのエイミーと共に、全世界を飛び回って人種間や紛争地域の国家間、又企業のための葛藤解決のファシリテーションを行っています。

彼はニューヨークの生まれで、ユダヤ系アメリカ人でしたが、幼少期からイタリア系アメリカ人からの人種差別に基づく激しい暴力にさらされ苦労した人でした。

ユング派は夜見る夢を潜在意識からのメッセージと受け取り、大切に扱います。

アーニーの幼少期の体験も手伝ってだとは思いますが、心理療法家として活動していたある時、とても印象的な夢を見たそうです。

それは地球がクライアントになっている夢でした。

そこから、個人の心理にとどまらず、グループや国家などに対して働きかける、まさに地球をクライアントにするようになったそうです。

個人の心理学という枠も超えているということで、『プロセスワーク指向心理学』という名前から心理学という言葉もなくして『プロセスワーク』という新しい名前になったのでした。

プロセスワークへと背中を押した大きな転機

 

私は現在プロセスワークプラクティショナーとして心理カウンセリングにプロセスワークの手法を取り入れて、アートセラピーやムーブメント、夢からのメッセ―ジを得るセッションなども行っているのですが、

プロセスワークを学びたい、と強く思ったきっかけは実はワールドワークがらみな体験からでした。

 

2013年の秋、被災地である宮城県のある地方都市に、ボランティアグループハートサークル(現ハートリジリエンス協会)の一員として、EFTというタッピングセラピーを紹介する活動を行っていた時のことです。

ある人から、

「一人一人はすごく良い人なんだけど、意外とコミュニティ同士のいさかいが結構あるようなんです。」

という言葉を聞いたのです。

国や県が公平にしていない事柄に対して、それぞれのコミュニティがそこに不満や要求を述べるのではなく、優遇されたコミュニティに怒りを向けるということが起こっていたようでした。

その時、現地で触れ合った素朴で温かい人たちとの体験と照らし合わせながら、

なんか、すごく

『もったいないなぁ~、なんとかならないのかなぁ~』

と思ってしまい、家に帰って来てからもそのことがなぜかずっと頭から離れなかったのでした。

それが大きな転機となって、元々学びたかったプロセスワークを学ぶ決心をし、日本の公式な学校は東京にしかなかったので、ものすごくものすごく思い切って大阪から神奈川に引っ越しをしました。
(ということで時々関西弁を発しております~♪)

学校外でも色々なファシリテーターの方のスタイルを学んだりしつつ、『グループファシリテーションの会』という老舗の(!)ファシリテーションを学ぶグループに所属し、今はオーガナイザーの一人としても活動しています。

放射能のテーマ

 

そのファシリを学びながらの苦しみと感動は次の回に譲るとして、

2015年にアーニーが日本に来てくれた時のセミナーでの最後の言葉を紹介します。細かくは合ってないかもですが、

「日本社会のテーマとして、日本で放射能が存在するという問題を考えないといけない。それは目に見えないエネルギーであって、目に見えない形で作用している。」

その後プロセスワーカーであるファカルティとその言葉の真意に関して話し合ったのですが、

これはフラクタル構造で見ると、日本人がよくやる『空気を読む』や『忖度』にとても近いこと。私たちは空気を読むことは得意だけれどもちゃんとコンタクトするということは意外と苦手だったり、言わないでも察しろよという文化や甘えがあったりする。それを打破したり、多様性を認めたりしないかぎりは原発もなくすことはできないのではないか?ということだと思う、

と言われました。

う~む。なるほど!

その後『忖度』問題が政治(モリカケ)でも大きく報じられるようになりましたよね。又SNS上で個人の意見を述べることが容易になり、さらに『CMスポンサーに発言をしばられてしまうテレビ』という媒体以外で忖度せずに自由に活動する有名人(えんとつ町のプペルの著者、お笑い芸人の西野亮廣など)も増えました。

自分の多様性を許す

 

忖度しないってある種自分にパワーを戻すことでもある感じがします。

ホメオパシーの放射能のレメディの話を前回しました。そのレメディは一つはもちろん毒出し目的がありますが、もう一つは『ちゃんと自分になる』という意味もある気がします。

それは全てのレメディに言えることかもしれませんよね。

 

忖度ムードを感じたり、苦しくなってしまう人は、

「〇〇しなくちゃいけない空気感も感じてしまうんだけど」という

前置きをして

「でも私の気持ちを言ってみるね」とか、

「でも正直な気持ちも言わせてね」と繋げると、

周囲もほっとしたりして、少し自分も相手も大事にできる感じで楽かと思います♪

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

★みこと★