凪のお暇番外編 毒親→娘コントロール術『ダブルシグナル』

こんにちは、みことです。

先週『凪のお暇』の最終回が放映されました。感想としては、やっぱりねという所もありつつ、う~~~~ん、途中が良かっただけに、・・・もうちょっと何とかならなかったのかなぁ、ああ、確か『逃げ恥』は良かったよね、最後も、と振り返ってしまったのでした。

最終回を迎える前に書いたアツイ記事です♪是非お読みください。『凪のお暇』頼むからどっちか選んでくれ!凪!

 

さて気を取り直して、今回は毒親の子供へのコントロール術についてご紹介したいと思います。

 

凪のお暇で見られた印象的なシーンとしては、母親が凪に

「そうよね、あなたもやりたいことがあるなら応援するわ」

と言いつつ困り顔でため息もつかんばかり、更には結構分かりやすく悲しげに

「大丈夫よ、親戚中に頭下げて借金するわ、お母さん」

と毒母はとどめを刺しておりましたね。このたった数秒間で娘の凪はあっさりノックアウト、銀行へ走り、自分の夢の資金以上の額を母親の口座へ振り込みます。

別にそんな緊急ちゃうけどっていう家のリフォーム代ですからねっ!このお金。

母にしたらちょろいもんです。楽勝でした。

時に露骨に、時に巧妙に送られるシグナル

 

さて、よく行われがちなシンプルな例としては、

①「良いんじゃない、あなたがその学校行きたいんだったら」と言いつつ、母の目は死んでいる。

②「久しぶりに会えてうれしいわ」と言いつつ、親は全く子供に近づいていかない。

③「良いね」と賛同しておきながら、指で机をイラついたようにタップする。

 

など

言動があきらかにずれている状態を『ダブルシグナル』と言います。(プロセス指向心理学の専門用語でもあります)多くの毒親はこのダブルシグナルを使って子どもをコントロールしています。

 

本人が無意識で行ってしまうダブルシグナルももちろん多いですが、毒親という言葉が流行るほどですから確信犯も多いような気がします。

このダブルシグナルを受けた幼少期の子供(いわゆる家庭内・親子間における弱者)は、まず混乱します。

→ この体験を繰り返すうちに相手の顔色を伺って相手の本当の望みを叶えるべく、自動的に動いてゆくようになります。

→ そして残念なことに大人になっても親のコントロールから抜け出せなくなったりするのですね。

ちなみに力のある子供&空気を読まない子供や親の悪行を見抜いた子供は反抗期にめちゃめちゃ反抗すると思います。反抗期、健全ですっ。

抜け出すのが意外と大変な理由

 

この親子の関係性は親から言葉でがっつり誹謗中傷される体験よりは随分ましに見えますが、表面上は親は子供に何も求めていなかったり・子供を応援している言葉をかけたりするため、子供は『なんか親といると息苦しい感じがする』という感じで、起こってることがつかみづらく親を責めづらいために、凪のように、対決したり、親を捨てるまでに時間がかかるということが起こりやすいのかなと思います。

今毒親や毒母という言葉は市民権を得て、子供をコントロールする親の元を去るもしくは境界線を引く子供は増えたと思います。

このあたりのテーマに興味がある方には、心理カウンセラー信田さよ子さんの著書をお薦めします♪(どれでも面白いです) ← 覚えている方いらっしゃるでしょうか?信田さんは2017年に放映された毒母と葛藤する娘を描いたNHKドラマ『お母さん、娘をやめていいですか』の心理考証をされていたので、かなりリアルな毒親(斉藤由貴がものすごくキラキラした目で好演)が描かれていました。

 

しかし一般的には私も含めて言行不一致をやってしまう時は誰でもあると思うのですが、

それをやってしまう大きな理由として「いい人でいたい」/「いい人と思われたい」というのがあると思います。自分の望みを言うのは良くないこと、という教育を受けている可能性もあります。

甘えの精神や、相手をコントロールしたい、という欲求もあると思います。

そこでNOが来た時に、あきらめて、相手を受け入れる(自分以外の多様性を受け入れる)ということが出来ると良いですよね。

それは自分自身の多様性を受け入れるという素敵なことでもあると思います✨

ドラマを思い返すと、凪と慎二は似た者同士で実は”空気を読んで”「いい人」をやっていたように、凪と凪の母も実は双子関係にあって他人と関わる時は一生懸命”空気を読んで”いました。

ドラマの最後の方では凪の心の闇はあまり描かれてませんでしたが、(深めの疥癬あるいは淋病マヤズムまで行ってるかも)という遺伝マヤズムが!そこにはしっかりあるんだろうと思います。凪ちゃん(黒木華)のお肌はかなりツルツルできれいだったことも手伝って、『条件付きで愛されるという価値感』をもつ淋病マヤズムかな~と推測しました。

【 マヤズムとは:ほとんどの人間の身体に潜む内在した感染毒素のことで、いくつかの種類と階層があります。仲間のHiromiちゃんが詳しく説明してくれていますのでどうぞこちらを → 「マヤズム」の視点から自分を見つめて改善させる方法 】

話を戻して、マヤズムのレベルで言うと凪ちゃんは浅くて羨ましい限りです(笑)✨

 

【凪よりもゴンにあげたいポースティーラレメディ】

 

では今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。

エンパス・HSP/心理カウンセリングとヘルスケア